歩いて歴史を体感。 お店めぐりも楽しい。 今度の休日はじないまちさんぽ
暮らす人、商う人、訪れる人が交差するまち、寺内町。
歴史的建造物を見て歩き、カフェや雑貨店をめぐり、
このまちに暮らす人や商う人たちと挨拶を交わす、そんなまち歩きが人気です。
急ぎ足で半日、じっくり堪能するなら丸1日、ぶらり歩いてみませんか?
観光交流施設 きらめきファクトリー
寺内町に着いたら、まず立ち寄りたい
寺内町歩きに便利なマップやイベント案内、近隣の観光情報を提供。地域の特産品なども販売しているのでお土産はここでどうぞ。2階ではさまざまなイベントを開催しています。
住所 | 富田林市本町19番8号 |
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TEL | 0721-24-5500 |
営業時間 | 10:00~21:00 |
休業日 | 年末年始を除き、年中無休 |
旧田中家住宅
明治25年築、農家風間取り住宅
母屋ほか主な建物は明治25年築で、国の登録有形文化財。近代和風建築の特徴が見られる、明治期の農家風間取り住宅の民家。邸内は自由に見学可能で、入館無料。和室は一般の文化的活動にも貸し出されています(有料)。
住所 | 富田林市本町7-2 |
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営業時間 | 10:00〜17:00 |
休業日 | 月曜(月曜が休日にあたる場合はその翌日)、年末年始 |
浄谷寺
菩提寺としてご縁の深いお寺さん
鎌倉時代創建の古刹で融通念佛宗・大念佛寺(大阪市平野区) の末寺。寺内町に墓所がなかったため、16世紀後半現在地に移転された。本尊十一尊天得如来の掛軸を抱えて、僧侶が檀家を一軒ずつ回る独特の行事があるが、浄谷寺では毎年4月に本堂で実施。貴重な石造地蔵菩薩立像(大阪府指定文化財)も必見。
住所 | 富田林市富田林町7-12 |
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TEL | 0721-23-4566 |
旧杉山家住宅
江戸期の大商家、石上露子の生家
17世紀中頃の建造で、寺内町に現存する中で最も古い民家。杉山家は富田林寺内町造営の中心となった八人衆を構成した旧家の一つ。当初は木綿問屋を営み、その後は酒造業に取り組み、江戸時代に隆盛を極めた大商家。最盛期は千坪の敷地を誇った。国の重要文化財。
住所 | 富田林市富田林町14-31 |
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TEL | 0721-23-6117 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
休業日 | 月曜(月曜が休日にあたる場合はその翌日)、12月28日〜1月6日 |
料金 | 大人400円、15歳以下200円 |
寺内町センター
休憩所&貴重な品が並ぶ展示室
旧杉山家住宅の向かいにあり、休憩にも便利。展示室には、河内名所図会、じないまち古絵図、酒造業や木綿問屋で栄えた商家に残る古道具類、帳簿、写真などが展示されている。
住所 | 富田林市富田林町15 |
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TEL | 0721-25-1000(富田林市役所文化財課) |
営業時間 | 10:00〜17:00 |
休業日 | 月曜(月曜が休日にあたる場合はその翌日)、12月28日〜1月6日 |
料金 | 無料 |
仲村家住宅
虫籠窓や竹格子の円窓も必見
造り酒屋として栄えた旧家で、江戸後期の1785年の酒造米高は河内国で最高の2,135石を記録。吉田松陰ほか文人墨客が多く訪れた。虫籠窓(むしこまど)や竹格子の円窓など建築様式も見どころ。内部は非公開。
住所 | 富田林市富田林町16-31 |
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じないまち展望広場
寺内町からの眺望に息を呑む
思いがけずに視界が開け、自然の風景が目に飛び込む。眼下に石川を望み、金剛山、葛城山、二上山が眺望できる。来訪者用トイレ、飲料自動販売機、休憩所も整備。
住所 | 富田林市 富田林町18-51 |
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TEL | 0721-25-1000(富田林市役所文化財課) |
営業時間 | 10:00~17:00 |
休業日 | 12月28日~1月6日 |
料金 | 無料 |
富栄戎神社
富田林のえべっさん
江戸期〜明治初期に寺内町に存在した酒屋の同業組合「エビス講」がえべっさんを祀ったのが始まり。1月には十日戎が行われ、多くの人が商売繁盛を祈願しにやってくる。
住所 | 富田林市富田林町28 |
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興正寺別院
寺内町のコアとして発展に寄与
寺内町の成立と発展の中心となった浄土真宗の寺院で、御坊さんの名称で親しまれている。2014年に本堂、対面所、鐘楼、鼓楼、山門、御成門の6棟が国の重要文化財に指定。山門は伏見城の城門が興正寺(京都)北門として移築され、さらに興正寺別院に再移築された。通常の寺院の門より大きいのは元城門だったゆえ、馬にまたがって通れる高さが必要だった。本堂は浄土真宗寺院のものでは大阪府内最古。江戸時代は寺子屋として利用され、現在の市立富田林小学校の前身。戦時中は学童疎開の受け入れ先だった。
本堂の襖絵に描かれているのは江戸時代の狩野派画家・狩野寿石秀信筆の「竹梅図」。忠臣蔵でおなじみの「刃傷松の廊下」で、「松」を描いた絵師でもある。こんなすごい場所が学び舎だったとは!
襖の上部には中国故事「二十四孝」に由来する欄間彫刻が施されている。この故事は孝行者の物語をまとめたもので、寺子屋ではしつけの教科書として使われた。そのうちの7話について描かれている。
住所 | 富田林市富田林町13-18 |
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TEL | 0721-23-3555 |
妙慶寺
江戸後期の本堂が残る真宗本願寺派寺院
城之門筋沿いに建つ、真宗本願寺派の寺院。1603年の建立と伝わり、御本尊は阿弥陀仏。現存の本堂は1720年の建築。
住所 | 富田林市富田林町20-31 |
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田守家住宅
木綿商の旧宅
明治中期頃まで木綿商として栄えた商家。18世紀前半の建築とされる母屋は、杉山家の次に古い建築。白壁と黒い瓦、虫籠窓が美しい。内部は非公開。
住所 | 富田林市富田林町14-31 |
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(南)葛原家住宅
国内でも珍しい三階蔵
現住宅は江戸末期の1854年、酒造業を営んでいた葛原家の分家により建てられた。背の高い三階蔵は日本でも貴重な建築で年貢米が保管されていたという。内部は非公開。
住所 | 富田林市富田林町 |
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杉田家住宅
油商の名残を伝える
油屋を営んでいた旧家。18世紀後期の建築と考えられる。敷地には油蔵だったと思われる土蔵が多く並ぶ。煙出しの越し屋根も見られる。内部は非公開。
住所 | 富田林市本町5-13 |
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薬師堂
昔も今も、恋の願い叶えます
死後の極楽浄土を約束してくれるのが阿弥陀様なら、現世の願いを聞き届けてくれるのは薬師様。左手に薬ツボを持つことから病気平癒や安産祈願、家内安全など、身近な仏様として親しまれているが、ここの薬師様は「恋文薬師」とも呼ばれ、縁結びのご利益もいただけるとして話題だ。「仏像制作の際、若い男女の恋文を貼り重ね、上から漆を塗り、金箔で仕上げたという逸話がまことしやかに伝えられています。後々の人も幸せでありますようにという願いを込めて造られた仏さんだと思うので、手を合わせることで想いが通じるかもしれませんね」とは薬師堂をお世話する浄谷寺住職の十石慈洋さん。
目立つ看板もなく、薬師大祭(毎年7月6日・7日)や寺内町のイベント以外は扉でふさがっているため、恋愛祈願のスポットであることに気づきにくいが、まちめぐりの途中でそっと手を合わす姿はよく見かけられる光景らしく、恋に悩む女子たちの心の拠り所となっています。
住所 | 富田林市富田林町11 |
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駐車場 | なし |
ちびっこ交通公園
交通マナーを学べる公園
実物さながらに縮小版の車道や信号、道路標識、横断歩道などを整備。楽しみながら、安全に交通マナーを学ぶことができます。
住所 | 富田林市富田林町11-1 |
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駐車場 | なし |
じないまち交流館
まち歩きの途中に立ち寄りたい
寺内町の歴史・文化についての情報を提供するだけでなく、交流の場や休憩所としてもにぎわいます。ボランティアガイドの申し込みもこちらへ。
住所 | 富田林市富田林町9-29 |
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TEL | 0721-26-0110 |
営業時間 | 10:00〜17:00 |
休業日 |
月曜(祝日の場合はその翌日)、 12月28日〜1月6日 |
駐車場 | なし |
料金 | 無料 |
北口地蔵尊
道行く人を見守り続ける
旧富田林街道と旧巡礼街道の分岐点に立つお地蔵様。道標に「左 ふじい寺 右 まきのお寺」とあるが、移設前は道路の南側にあったため実際の方向とは向きが逆に。
住所 | 富田林市本町11-22 |
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