彦ちゃんの河内歴史話井戸 第28話
平成最後の師走です。「そだねー」。人生、ゆっくり「歩いてまいろうではないか」
11月7日に今年の流行語大賞の候補30語の発表があり(大賞とトップ10は12月3日発表)、2018年も終わりに近づいた事を実感しました。
明治維新150年(東北では戊辰150年との表記)で幕開けし、NHKの大河ドラマ「西郷どん」効果もあって、日本全国の市町村で関連の催事が繰り広げられてきました。この西郷さんの最期が西南の役(西南戦争)ですが、河内からも参加されました。ご存知かとは思いますが、住之江区の大阪護国神社では御祭神としてお祀りされています。
護国神社といいますと、多くの方が先の大戦(太平洋戦争、大東亜戦争)で戦死された方々が祀られている場所と思われているようです。実は、戊辰戦争(明治維新前後)からが御祭神の対象者です。よって、この連載でも幾度も取り上げてきました天誅組河内勢の方々も当然含まれておられます。
実は、ある調べものの折に、この戦いで散った西ノ上久造という若者の事を知り、先日お墓参りをさせていただきました(河内長野市の延命寺)。名もなき在野の者の人生などを記録として書き残していく、河内の(先人)郷土史家の存在を知るたび、大変有難く思います。
さて今年の連載は第17話からでしたが、この一年も南河内の歴史、特に幕末維新史を書かせていただきました。有難いことに「らくうぇる。」のHPでは掲載写真がカラーでご覧いただけるようにもなりました。特に折り込み、設置域の歴史といえば、古墳や楠公さんになりますので、そこに触れると関心が高かったようです(タイトルは写真の赤坂城阯の看板から)。来年も「ボーっと生きてんじゃねーよ!」って言われないように、毎月のネタ探しを続けて行きたいと思います。
天誅(忠)組記念館
☎090-5010-3995(予約優先)
藤井寺市小山5-8-33 テックハイム小山1階
10:00~12:00、13:00~16:00
水曜休/賽銭・カンパ方式