彦ちゃんの河内歴史話井戸 第39話
南河内の豊かさを実感。
汐ノ宮から「快道をゆく」。
実は前号の文章は全てスマホから打って担当の方に送信しました。パソコンが潰れていた為ですが、いかに機器が無いと大変かを再認識した次第です。
と共に、自身が書いてきた内容を振り返ると真逆の時代、古墳群から楠公さんはじめ幕末維新であり、人間が便利さを追求し過ぎた挙句には、不便さを思い知る時が来るという現実に二週間浸りました。
ある少女が「人類は滅亡へ向かっている」と国連で発信しましたが、未来ある筈の若者が未来に絶望する今の世界は一体誰の為にあるんでしょう。
さてさて、重い話で始まりましたが、実は先日歩いた南河内の風景を観たときに、この少女の語りかけを思い出したのです。
若い頃、私は富田林市に住んでいました。田畑や石川で遊び、えべっさんや花火、八朔など近隣のお祭りも楽しみでした。
しかし、時が過ぎると見慣れた風景(環境)に変化が現れました。田畑は住宅になり山手の開発も始まり大学も出来てきました。大学裏手の亀を捕ったあの池は、今も残っているのでしょうか。
そう、ふと秋晴れの空と風に誘われて降り立ったのは汐ノ宮駅でした。山手の五重塔が綺麗に観えていましたが、今回はその麓の坂を上って左手に折れて滝谷不動方向に歩いてきました。
まず黄金色の稲穂と彼岸花が迎えてくれました。次に道沿いに点在するこんもりとした緑は「西野々古墳群」とのことです。調べると「田中古墳群」も近くに在りました。今までも沢山の古墳を観てきましたが、ここは全く知りませんでした。更に進むと石川が見えて遠く前方にPLの大平和塔が望めます。
本当に、南河内は歴史の一大倉庫、略して「ダイソー」ですね。そう、あの百均さんと同じで「幅広く色んなものが有って、一日居ても飽きない場所」です。
天誅(忠)組記念館
☎090-5010-3995(予約優先)
藤井寺市小山5-8-33 テックハイム小山1階
10:00~12:00、13:00~16:00
水曜休/賽銭・カンパ方式