彦ちゃんの河内歴史話井戸 第53話
河内にも来た、天外者(凄い才能を持った者)。
新年明けましておめでとうございます。昨年はコロナと「鬼滅の刃」しか頭に残りませんでした。コロナの影響で外出を控える方が増え、読書やテレビを観る機会が増えたこともブームに拍車をかけたのでしょうね。
え〜歳の私も、ブームに釣られて毎週金曜日に録画して観てました。丁度今月からの年間を通した連載への柱(テーマ)を探していましたので、主人公たちが口にする「どうする」、「考えろ」は自分への叱咤激励にも感じましたね。
そこで今年は、この私たちが住む南河内を一瞬でも訪れた歴史上の人物に触れ、その人物が言葉や感想あるいは、形として何かを残していないか(影響や記録など)を探ってみようと思います。
その第一回は、昨年12月11日より公開の映画「天外者(てんがらもん)」の主人公・五代友厚さんです。実は五代さんは明治八年二月六日〜八日にかけて南河内(富田林市、河南町、千早赤阪村)に滞在していたんですね。内務卿の大久保利通や堺県令の税所 篤らと千早城跡に出向き、山麓での猟も計画されていたそうです。この3人は富田林の村中は歩いて通り、地元民の歓迎にこたえたそうです。
目的は日々の激務を癒す為だったとか。お泊りは河南町の長沢家で、なんとその行き帰りの昼食場が寺内町の杉山邸でした。(参考:「とんだばやし歴史散歩」祢酒太郎著)。こんな凄い事のこぼれ話が伝承されていない筈は無いと思いますので知りたいです。
「東の渋沢、西の五代」とも称される大阪(商工業等)の大恩人との接点がこんなに身近な場所にあったんですね。皆さんもきっとどこかで恩恵を受けておられることでしょう。私は不定期に阿倍野霊園のお墓にお参りさせていただきますが、横を走る阪堺電車の創立にも関わって居られますよ。
天誅(忠)組記念館
☎090-5010-3995(予約優先)
藤井寺市小山5-8-33 テックハイム小山1階
10:00~12:00、13:00~16:00
水曜休/賽銭・カンパ方式