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生き甲斐をもち輝き続ける素敵な人をご紹介「今月の人」no.177
地域の方々が大切な人に贈りたくなるような
いいものだけを作り続けたい。
 
今月の人

Little Rich (リトルリッチ) 店主

澤 田 栄 治 さん
1973年、堺市生まれ。堺市在住
「美味しいワインを選んで紹介するのは
僕の使命」と年間4000本のワインを試飲。
今月の人

■材料や焼き方にとことんこだわった理想のチーズケーキが完成

閑静な住宅地が広がる大阪狭山市西山台。そこに瀟洒な白壁が目を引く、一軒のお店がある。扉を開け、足を一歩踏み入れた途端、チーズケーキの甘い香りに包まれた。5年前のオープン時から同店に並ぶおもな商品は、ワインとチーズケーキ。それも、とことんこだわって作ったチーズケーキと、選びに選んだワインだけ。
「お客さまの生活に豊かさや喜びを少しでもお届けしたい。僕の場合、そのための手段がチーズケーキやワインなんです」
そう話してくれるのは、「厳選ワインとチーズケーキの専門店 リトルリッチ」の店主、澤田栄治さん。もともとはこの場所で中華料理店の店長兼シェフをしていたが、体調を崩したのを機に業態を変更することにした。
「中華料理とチーズケーキはまったく異なるジャンルに思えるかもしれませんが、食を通して地域の方に笑顔になってもらいたいという思いは共通です。料理店のようにこの場所でゆっくりと味わっていただくということはできなくても、ここでお買い物する時間や、家や職場などで商品を味わっていただく時に豊かな気持ちになっていただけたら」
もともとチーズケーキが好きだったということもあり、新店オープンに向けてチーズやチーズケーキについて必死に勉強を重ねた。「チーズケーキは作るとなると、とても難しくて。ケーキを焼く専用オーブンは、日本でも有数のメーカーに開発をお願いし、時間をかけて何度も試作しました。チーズを多く使うと、焼き上がった時に割れやすくなるんです。ケーキというのはかなり科学的で、材料のグラム数が少しでも変わると完成型も異なってくる。試行錯誤が続き、理想のチーズケーキを安定して焼き上げるまでにかなり苦労しまして、当初の開店予定日も少々後ろへずれてしまいました(笑)」
卵は年間を通じて水分量が変化するため、水分量の多い夏場に同じ分量を使うと生地がべたついてしまう。そのため、微妙に分量を調整しないといけない。また、その日の気温によってオーブンから出すタイミングも5秒単位で変更するという。「ここでは焼き立てのチーズケーキは販売しません。一日置いて生地が落ち着いたものだけを出します。ロスが増える確率が高くなるけれど、いい状態のものだけを提供したいのでそうしています。それはケーキ屋ではなく中華料理屋からスタートしたからこその考え方なのかもしれませんね」  

■年間4000本を試飲。ワインとの出会いは一期一会

店内の半分を占めるほどにワインが並ぶが、もともとはそれほどにワインを飲まなかったというから驚く。「あまり飲む機会がなかったからか、美味しいものと思えなかったんです(笑)。でも中華料理店時代のある日、酒店さんから試飲会に招待して頂き、100種ほど試飲させて頂いたら、世の中には美味しいワインもちゃんとあるんだ!と分かってびっくりしました。でも、美味しいワインは市場に出ている中の1割。つまり10本に1本ほど。しっかり試飲してチョイスして提供する人が必要だと感じ、そして、その役割を僕が務めようと思ったんです」
 そうして、2011年にワインとチーズケーキを看板にしたお店が誕生した。今も、年間4000本を試飲する。だからこそ、自信をもって薦められるワインだけがお店に並ぶ。フランス、イタリア、スペイン、チリ、オーストラリアにニュージーランド……、産地は幅広い。もちろん国産ワインも陣取っている。「産地や品種、ワイナリー、ヴィンテージ、価格などに左右されず、試飲して素直に美味しいと思ったワインだけを選んでいます」
100種類ほどが常備され、それぞれのワインを紹介する手書きポップも読みごたえがある。つねに入れ替わるので、前に買って気に入ったワインが次にあるかはわからない。また、前にはなかった好みのワインが新たに置いてあるかもしれない。「ワインとの出合いは一期一会。そして、いつお越しになっても新しいワインに出合えっていただけます。ワイン選びに困ったら、ぜひ僕に気軽にご相談ください。お好みやシチュエーション、ご予算をお聞きして、ご提案させていただきます。お一人で考え込むより、僕をぜひ活用してください(笑)」
好みの産地があっても、あえて違う国のワインを薦めるという澤田さん。「扉を広げるために、あえてそうしています。枠をはめることなく、美味しいワインを飲み比べていくことで、ワインの世界はより楽しくなっていきますから」
澤田さんのチーズケーキは、プロが参加するオーブンメーカーの講習会で参考事例としてもよく用いられている。また、全国から評判のチーズケーキを集めた長崎ハウステンボスの「チーズの城」でも販売されるなど、〝目利き〟からの評価が高い。
「それはとてもありがたいことです。いい材料を使い、手間をかけて作っているので、一般的なチーズケーキの値段よりも高くはありますが、適正価格だと考えています。なんでも安ければいいという考え方が蔓延していますが、コストを削った先にあるのは品質の低下や安全性の欠如。僕は信頼できる材料を使って、安心して召し上がってもらえるものを作りたい」
もちろん、材料は無添加にこだわる。そのため、「どうして賞味期限が短いの?」と尋ねられることもあるという。「今の世の中、保存料を疑いなく使いすぎていませんでしょうか。どうして卵を使った加工食品が驚くほど長く保存できるのか、今一度考え直す必要があると思います」
大切な人に贈りたいと思える、いいものを作りたい――。澤田さんのそんな言葉に思わずうなずく。「ここ、大阪狭山に根付いたお店を志しています。地域の方々が、大切な人に気取らずにサラリと渡せるいいものを作り続けたいですね。それは地域の方に認められるということ。そういう存在のお店になれたら嬉しいです」

(松岡理絵)

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